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むち打ち症状に効果的な枕
むち打ち症状の治療には、寝るときに使用する枕についても医師に相談されることをおすすめします。
一般的な枕には、ある程度のかたさがある低めの枕のほうが頭部が沈み込まないため、むち打ち症状のときにはよいとされていますが、交通事故の状況や受けたダメージの様子によっては、頭部が後ろ側へ少しでも傾かないほうがよい場合や、側頭部に支えが必要な場合があります。
頚骨自体にはまったく問題がない場合は、周辺の筋肉や靭帯の炎症がおさまった頃から、自覚症状に合わせていろいろな枕を試してみることをおすすめします。
むち打ち症状の治療に役立つとされる専門の枕もありますし、腰痛緩和用のクッションを試してみるのもおすすめします。
むち打ち症状によっては、昔の人が使っていた箱枕のような、首にだけ当たるかたいものが楽な場合もあるようですし、座布団やバスタオルをたたんだもの、フリースのひざかけをロール状にしたものなど、身近なもののなかでもフィットするものを探して活用できます。
むち打ち症状の亜急性期以降から慢性期には、磁気枕を使用することもおすすめで、磁気は首や肩の血行改善に効果があり、治療のサポートに貢献しますし、むち打ち症状でないときにはさまざまな効果が期待できる、いわゆる健康枕や低反発ウレタンの枕については注意が必要です。
健康枕を首が柔軟に動かないときに使用しますと、山形部分の傾きによって首に思わぬ負担がかかる場合がありますし、低反発ウレタンは、頚骨が頭部をしっかり支えているときには気持ちよいかもしれませんが、支える力が不十分な時期に使用するには不向きです。
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