むち打ちの症状と治療

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むち打ち症状の原因

むち打ち症状の原因ですが、人間の首の動きの通常の範囲といいますのは、前後左右に約60〜70度とされていますので、車の追突事故やスポーツ障害で大きな衝撃を受けますと、首の動きが通常の範囲を超えてしまい、骨の周辺にある靭帯や筋肉などが伸び切って、断裂や炎症などの損傷を受け、むち打ち症状を発症してしまうのです。

 

むち打ち症状によるダメージは、原因となる衝撃と首の動く方向によって、前後の過屈曲や過伸展損傷と左右の過側屈・過側展損傷に分けられます。

 

むち打ち症状のダメージで最も多いのが、後方からの衝撃による過屈曲・過伸展損傷で、交通事故によるむち打ち症状の統計でも、約80%は後続車による衝突事故によるものとされています。

 

正面衝突の場合には、とっさに体全体がその衝撃を感知することができますし、最初の一撃が椅子の背もたれやヘッドレストによって吸収され、首への衝撃がある程度緩和されるからですが、後ろからの追突の場合は、危険を感知できないうえに、最初の大打撃が首を直撃し、頭部が前後に投げ出されてしまうため、屈曲も伸展も極度に達し、ダメージがより大きくなってしまうことが多いのです。

 

むち打ち症状のダメージで過側屈・過側展損傷は、割合的には少ないとはいえ、重症につながる危険性が高いとされていますし、側面から衝撃を受けた場合は、その瞬間の頭部の向きによって首への力のかかり方が複雑になり、屈曲・伸展にねじれが加わってしまうため、受けるダメージもより複雑で深刻になり、むち打ち症状が重症化するケースが多いとされています。

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