むち打ちの症状と治療

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むち打ち症状によるダメージ

むち打ち症状によるダメージですが、背骨の延長である首の頚椎は、7つの椎骨が連結したもので、頭蓋骨を支えつつ、頭部を前後左右に動かす役割を担っています。

 

椎骨と椎骨の間には、クッション機能を持つ椎間板を挟んでいて、脊椎を縦に貫く前縦靭帯と後縦靭帯、椎間関節、筋肉などによって連結されています。

 

頚椎のうち、一番上の頭蓋骨につながる部分が「環椎」で、その下が「軸椎」と呼ばれる部分ですが、このふたつの組み合わせ部分が、首で最も可動範囲の大きいところとなっていて、椎骨内の椎間孔に脊髄などの神経が通っています。

 

自動車の追突事故などによって首に大きな衝撃を受けますと、頭部が胴体を離れて遠くへ投げ出されるような状態になるため、椎骨の可動範囲を超えて首が大きく屈曲・伸展し、各組織にダメージが及んでむち打ちの症状を引き起こすのです。

 

むち打ち症状のダメージ箇所を厳密に突き止められれば、治療に有効なのですが、残念なことに、医師の診断や検査で、どの部分のどういった組織にどの程度のダメージがあるのかを把握することは、現代の医学をもってしても難しいのです。

 

むち打ち症状になった直後から初期段階の痛みは、ぎっくり腰と同様にそのほとんどが強度の炎症と筋緊張状態によるものと判明しているため、むち打ち症状の急性期のダメージを沈静化するには、安静と消炎治療が最も重要となりますし、側面から衝撃を受けた場合は、頭部の向きによってダメージの受け方がより複雑になります。

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むち打ち症状の現れ方
むち打ち症状の現れ方には首の痛みや頭が回らない、頭痛、肩こり、吐き気、視力の減退、めまい、立ちくらみなどさまざまな症状が現れます。
むち打ち症状のタイプ
むち打ち症状は、ダメージの及んだ部分によっていくつかに分類されますが、医師は診察時に神経症状の有無、手足のしびれやだるさなどの有無、レントゲン検査による骨の異常の有無などから、どのタイプかを判断します。
むち打ち症状による慢性症状
むち打ち症状は多くの人が慢性症状に悩まされるというイメージがありますが、症状の約70〜80%を占める頚椎捻挫型は、ダメージの範囲が首の筋肉や靭帯の損傷のみです。

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