むち打ちの症状と治療

むち打ち症状の事故後1〜3か月間の亜急性期には、不快症状の緩和と同時に首の機能回復を目的として温熱療法が積極的に行われます。

むち打ち症状の温熱療法で主に用いられる方法には、ホットパック、赤外線、マイクロウェーブがあります。

温熱療法のホットパック療法は、熱伝導率が高く保湿性のあるパットを患部に当てる方法で、赤外線療法は、遠赤外線を患部に照射する方法で、マイクロウェーブ療法は、マイクロウェーブ波によって患部の深層部まで温熱を浸透させる療法です。

温熱療法のいずれの方法も、加療時の心地よさだけでなく、血行を改善する効果が期待されますので、血行が改善されると、痛みやこりの原因である尿酸などの老廃物の排出が促進され、首の筋肉や靭帯の修復に必要な栄養も届きやすくなります。

むち打ち症状の温熱療法はあくまでも症状の治療の補足的な役割を果たすものですので、人によっては、温熱療法に要する時間や費用とその効果のバランスについて、疑問に感じることもあるようです。

温熱療法があまりにも気休め的に感じる場合には、温熱療法の回数を減らして、その分の時間と費用をほかの治療法に振り分ける検討をしてもよいですし、肩こり改善用の温熱グッズなどを利用して、家庭で簡易ホットパック療法を継続するのもおすすめです。

最近は、超音波療法を深部性の熱療法として採用する病院もありますが、超音波療法をむち打ち症状に活用することについては、医師の意見も幅広く、その評価も一定ではありませんので、一般的な温熱療法とは切り分けて考えたほうがよいです。

むち打ちの温熱療法関連ページ

むち打ち症状とコルセット治療

むち打ち症状と診断された場合は、首をコルセットで固定し保護する方法が用いられ、首の動きを制限し首の周辺の筋肉や靭帯の炎症を悪化させないようにします。

むち打ち症状の治療方法

むち打ち症状もほかの傷病と同様に、受傷直後の診察と手当てを適切に受けることが大切で、交通事故やスポーツ事故に遭った際には、どんなに軽微に思えても、自己判断をせずに必ず医師の診察と検査を受けることをおすすめします。

むち打ちの整形外科での治療

むち打ち症状と打撲や裂傷などの外傷によるダメージとの違いは、外見上の診断がつきにくいことと、自律神経に関わる症状があることも、大きな違いといえます。

むち打ちの超音波療法

むち打ち症状の超音波療法は、物理療法のひとつで一定周波数の特殊な超音波を患部に照射する方法で低出力パルス超音波という機器を使用します。

むち打ちの接骨院での治療

むち打ち症状の約70〜80％を占める頚椎捻挫型の場合は、病院での検査と接骨院での治療も推奨されています。

むち打ちの鍼灸院での治療

むち打ち症状で鍼灸院にかかりますと、手のひらの反応に基づいて全身の様子を把握した結果多くの患者に共通する症状は胃が弱わっているという問題があるようです。

むち打ちのカイロプラクティック治療

むち打ちのカイロプラクティックは医療行為として認定を受けていませんが、欧米諸国では医療システムに組み込まれていて、むち打ち症状に有効な治療法として知られています。

むち打ちの整体院での治療

むち打ち症状の緩和に整体院での施術が骨格の歪みや筋肉の偏りなどを整えることが効果的であるとされています。