むち打ちの症状と治療

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神経根症状型の自覚症状と治療

むち打ち症状の神経根とは、脊髄の運動神経と知覚神経が集まっている場所のことで、むち打ち症状によって、神経根の周辺に炎症や腫れ、圧迫などが起きますと、神経根の部分に痛みを感じますし、各神経によって脳からの指令が届けられる先の部位にも、さまざまな不調が生じます。

 

むち打ち症状により、椎骨内の椎間孔から脊髄神経が抜けてしまう「引抜き損傷」の状態になりますと、引き起こされる症状はさらに深刻になります。

 

神経根症状型の主な自覚症状

  • 首の深部に痛みを感じる。
  • 首の後ろ側から肩甲骨に疼痛がある。
  • 肩から上腕部に痛みやしびれ、だるさを感じる。
  • 左右どちらかの指にしびれを感じる。
  • 顔面に痛みを感じる。

神経根症状型の症状は、顔を上に向けたときや、せきやくしゃみをしたときに強まりますので、適切な治療を受けるとともに、日常生活でも頭部が後ろに傾かないことに留意する必要があります。

 

神経根症状型の治療では、疼痛が激しい患者に対して、ステロイド内服薬が限定的に処方されますし、非ステロイド系消炎鎮痛剤、ビタミンB12、筋弛緩剤、安定剤などが用いられます。

 

むち打ち症状に付随して不安や不眠がある場合は、抗うつ剤が処方されることもありますが、生活上の具体的な留意点としては、うがいやひげそり、台所の片付けや洗濯物干しなど、日常の動作でとにかく上をむかないことがポイントとなりますし、仕事中は特にコンピュータ作業に伴う顔の上げ下げへの注意が必要です。

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