むち打ちの症状と治療

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頚椎捻挫型の自覚症状と治療

むち打ち症状の約70〜80%を占める頚椎捻挫型は、ダメージの範囲が首の筋肉や靭帯の損傷のみで、神経症状や骨の異常はありません。

 

頚椎捻挫型の主な自覚症状

  • 首の後ろ側と両側面に痛みを感じ、首を伸ばそうとすると痛みが強まる。
  • 一日中頭痛がして、横になって休んでも痛みが去らない。
  • 肩こりおよび首から背中にかけて筋肉がこわばる。
  • 首を思うように動かすことができず、顔の向きを変えるのにも苦労する。

これらはいずれも、ダメージを受けた部分の炎症が原因となって起こる症状です。

 

頚椎捻挫型の治療のポイント

  1. 急性期(事故直後から2〜3週間)…まずは安静にして、首に負担がかからないようにして、必要に応じて、コルセットで首を固定することがあります。
  2. 治療薬として処方されるのは、炎症を抑えるための消炎剤、筋肉をほぐすための筋弛緩剤、精神的な不安を抑えるための精神安定剤などがあります。

     

  3. 亜急性期(事故後1〜3か月)…むち打ち症状による炎症が鎮まり、損傷部分がもとに戻っていく期間で、固定して保護していた首の筋肉を少しずつ鍛えて、元どおり円滑に動かせるようにする治療を行い、温熱療法とストレッチプログラムを組み合わせたリハビリが、治療の柱となります。
  4.  

  5. 慢性期(事故後4〜6か月)…むち打ち症状のダメージそのものは完全に修復され、首の機能回復を確認する時期で、追加症状がないことを確かめながら、軽いリハビリを続行しますが、期間中に、心理面での問題についてもきちんと解決することが大切です。
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