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バレ・リユウー症状型の自覚症状と治療
むち打ち症状のバレ・リユウー症状型は、後部交感神経症候群ともいわれていて、むち打ち症状のダメージが首の頚椎周辺の炎症や腫れにとどまらず、頚椎に沿うようにして通る頚動脈や椎骨動脈の血行に影響が及んだ場合に起こる症状です。
頚動脈や椎骨動脈の血行が阻害されますと、頭部に届く血液量が減少してしまい、小脳や三半規管が正常に機能しなくなりますし、自律神経へも影響が及んでバランスを崩してしまうことがバレ・リユウー症状の原因とされます。
バレ・リユウー症状型の主な自覚症状
- 頭痛や歯痛を感じる。
- 耳鳴りがする。
- めまいがして、立ちくらみやふらつきがある。
- 空腹でも満腹でも吐き気がする。
- 食欲がなくなる、あるいは食欲が急増する。
- 目がかすむ。
- 常にだるさを感じて疲れっぽい。
バレ・リユウー症状型の自覚症状は、年齢や体調、性質、生活環境などとの関係で、人によってタイプや軽重が異なりますし、更年期障害や女性のつわりなどと同様に、本人がどんなにつらくても、周囲からはやや軽くみられてしまいがちな傾向があります。
むち打ち症状は医師の立場であっても、症状の因果関係を正しく把握して、異常の程度を判断することは難しいとされていますので、むち打ち症状で保険認定を受ける際にも、バレ・リユウー症状を算定対象にすることで苦労する場合があります。
バレ・リユウー症状型の治療では、頚動脈や椎骨動脈の血行改善とともに、自律神経の正常化をはかり、不快症状を緩和する目的で、交感神経節ブロック注射を打つこともあります。
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